天皇賞春2022予想レースラップをもとに結果から考察する
- 2022.04.28
- コラム

天皇賞春2022のレースラップを予測することで結末から仮説を打ち立てて考察することで好走しやすい馬を検証する。
これがタイムシンクの基本的な考え方になります。ただ、天皇賞春のような長距離になるとトレース率は低下するのが普通です。
それでも仮説思考になるだけで十分に良い影響をもたらすことができるので新しい発見にはもってこいと言えるでしょう。
天皇賞春は良馬場での開催が続いており、日曜も晴れるだろうという想定でレースラップを算出しました。
ただ、今年は雨が降る可能性もありそうで馬場が悪化すると考察も崩れてくるので、この時点での参考程度に留めてください。
2022年のレースラップは破線で表示していますが、タイトルホルダーがすんなりと逃げれた場合は中盤レースラップはかなり落ちるだろうという見立てになります。
ただ、人気の逃げ馬となればラクをさせたくないという意識も働くことが予想されるためペースアップしていく可能性もあります。
この見立てだと3:17.0が走破タイムラインになりますが、このあたりのタイムラインであれば堅い配当での決着が濃厚と言えるでしょう。
これより速くなっても対処できるディープボンドは予想オッズ通り1番人気にふさわしいと考えられます。雨馬場の経験もあるため軸馬として手堅いイメージ。
2番人気が予想されるタイトルホルダーは、菊花賞のように中盤ペースに恵まれるかで命運が決まります。
このタイムラインでは例年より決着タイムが遅めにでているため、これより速くなった時は案外あっさり凡走する可能性がありそうです。
実績的には上位なのは間違いないですが、前哨戦となった日経賞のレースラップもかなり恵まれた形だった点を踏まえると過信はできません。
それほど菊花賞は自由に逃げさせてもらっているので「菊花賞を楽勝したから長距離は大丈夫なんだ」と思考停止になると痛い目に合うかもしれませんね。
実際のタイムシンクでは、さらに風速や雨量・湿度といった天候データを考慮するものになるので大幅に変わることがありますが予めご了承ください。
競馬はデータ視点が変わると見え方も変わってくるため、あらゆる視点を通してみることで現実的な勝ち筋が見えてくるようになります。
現代競馬では1ハロンのペースの落ちた落ちないで上位入線や穴馬の入り方が変わってくるため適切に監視・管理することで絞り込めるか再検証するようにします。
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