競走馬が能力発揮できないポイントと理由を解説します
- 2022.05.02
- コラム

競走馬は気持ち良く走れないと能力を大きく減衰させることが分かっている。
この減衰は普通では分からないがAIで可視化するとかなり乱高下していることが明らかになってきた。
その原因として大きく関わる要因を解説していきたい。
騎手のコンタクト力が弱い
騎手のコンタクト力が弱いということは競走馬への理解が浅いということでもあり適切に導けていない原因になっている。
そういう状態では「馬に乗られている感」が強くなり余計な力を使っている状態であるため好走することは少ない。
このあたりは馬との付き合いが生活の一部としてきた海外騎手の方が上手く差が歴然とでる部分でもある。
競走馬はクセの塊で扱いが難しいため気持ち良く走らせることが能力を発揮するための第一条件だがクリアできずに苦しむことが多い。
ゆえにリーディング上位にいる騎手は、コンタクト力があると判断できるため下位騎手よりかは能力を損なわないと判断できる。
ナーバスになり集中できていない
人間でも仕事場にくると家にいる時と同じではいられないように競走馬も競馬場についてたらナーバスになる。
そこに見知らぬ人や馬がいてコースにでれば見物客もいるのだから最初は混乱するのも無理はない。
日本の競走馬は馬具をつけている率が高いが、これは自然が少ないせいでリラックスできなかったり多くの人に見られる環境に慣れないせいだろう。
逆につけていなければ精神的にタフさがあると分かるので初コースに戸惑う可能性も低くなると言える。
レース条件が合っていない
競走馬を適正のあるレース条件に使うことは意外とカンタンではなかったりする。短距離の体形でもスピードがなければ距離を伸ばすしかない。
そういう馬は速力がある反面で息が切れるスピードも速いためペースやコースが合ってないと上位入賞を狙うのは難しくなる。
たとえ小回りコースのスローペースが得意と分かっても好走域が狭いので狙って買うのはカンタンにはいかない。
そうした苦労がなく適性に合ったレースに使える時点で優位性があるという考えは普通の人にはなかなかできないだろう。
競走馬を強い弱いで判断してはいけない
競馬を知らないうちは競走馬を強い弱いと判断したがるものだが、それは現実から目をそらしているのと同じである。
競走馬の奥深さを知れば、そんな基準で理解できる動物でないことがすぐに分かるだろう。
競走馬の能力はどう発揮されるのか。ここを見抜かない限り配当に絡む穴馬を選びだすことはできない。
何も考えずに馬券を当てたいのなら買う対象が上位20%の競走馬に入るかを意識する必要がある。
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