なぜAI導入した競馬予想は長期的に回収率がプラスになるのか
- 2022.06.07
- コラム

AIで基本的なデータ分析をするだけでもプラスになる可能性は非常に高くなります。
なぜなら、いま競馬予想している人のほとんどはデータ分析をしていなから。そもそも手法が分からない人がほとんどでしょう。
過去レースの傾向を知るくらいなもので、そこから馬券にどう結び付けるか導入方法が存在していない。
単に予想しているだけだと、してない人よりも5~10%リスクヘッジが効きやすいだけで、それ以上の効果は見込めません。
だから、割と技術屋が作ったシンプルなAIであっても長期的にはプラス回収に持ち込むことはそう難しくないという背景があります。
ただ、AIにはブラックボックス問題がありまして、なぜそうなったのかを人間の知覚では説明できないという現象も起こっています。
将棋でもAIの打つ手がなぜ最善なのかは名人でさえ説明することができない。だから、いまいち腑に落ちないし信用しきれないというイメージがつきまとっている。
そこをどう説明するかAI業界の共通問題としてあるわけですが【シン・競馬新聞】では日本トップレベルの相馬師や技術屋と組むことで説明できるようになりました。
もちろん、すべてのレースというわけにはいかない。ただ、筋の通る説明ができている部分に対しては単なる予想より段違いの信頼性があることは間違いない。
これは狙ってやったわけではなく偶然が起こした奇跡なのですが、たとえ一部でも実現できたのは世界的な賞をもらってもおかしくない発見だと考えています。
本当にありえない発見なのですが、なかなか理解してもらえることではなくて、あまりウリになってないのがマーケティングとしての問題になっています。
私もそうですが日本人の傾向として現実を見るのが得意ではない。その証拠に投げ銭で一番稼いだのは現実の人間ではなく、VR技術でフェイスクシンクした仮想キャラだったりする。
これだけ値上がりしても政権の支持率は高いままですし、もはや日本の社会は理論では説明できない奇々怪々な現象が次々と起こってしまっている。
そういう下地があるので次世代技術のメタバースは日本社会とのシナジーが高く大きな変革を起こす可能性があると考えています。
冷静に見ると、もう現実がイヤになった人が多いとも見れますし、だからこそ「現実を見る技術」はこれから高い価値を生み出す可能性を秘めている。
AIは現実を見るという点で一定の強みがあります。このAIで割り出した指数だけ見てプラスになるまで買い続けて下さいとやるのは一番ラクなんですね。
でも、それはをやらないのは現実が変化することを知っていて対処できるから。いずれは通用しなくなるなら、アナロジーな要素を重視しようということです。
アナロジーな世界は、まさに個人の強みを発揮できる部分なので、ここで差をつけとくのが長い目で見ると大きな差がつく要素になるわけです。
もちろん、不確実な世界ではあるけれど上手くいった時のリターンが十分な魅力を持っている。そこに挑戦してみる価値はあるでしょう。
これから普及型AIによる表面的な類似ツールは増えてくると思いますが、本当の意味で【シン・競馬新聞】をトレースすることはできません。
一般の人が見るとフワフワした感じになって何だか分からない感覚になると思いますが、そこは必要な知識を学んで経験を積んでもらうことで解消します。
ほとんどの場合、リターンを落とすボトルネックが人間の本質的な部分になるのでツールを利用する人が自分の強みを発揮するほどリターンも大きくなりやすい。
Youtube動画を作るツールは同じなのに得られる収益は人それぞれ違うように、ツールの限界を知り特性を上手く生かしてあげることでリターンは伸びやすくなります。
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