平凡な競馬予想に新しい方向性を与え非凡へと生まれ変わらせるために必要な投資理論7選
- 2023.05.06
- 競馬予想講座

競馬予想において、馬券を単なるギャンブルや運試しとしてではなく、投資の一種として捉えることはできますが、その投資としての特性については考慮すべき点があります。
まず、投資としての馬券には、リターンとリスクのバランスが重要です。つまり、投資した資金に対して、どの程度のリターンを期待できるかと同時に、そのリターンを得るためにどの程度のリスクを負わなければならないのか、ということを考慮する必要があります。
競馬予想において馬券を投資の一種として捉えることは可能ですが、その特性を理解して、適切なリスク管理を行いながら、自分自身の予想や判断に基づいて購入することが求められます。また、投資としての馬券を購入する場合には、それにかかるコスト(情報収集や分析に費やす時間や労力、馬券購入費用など)を考慮して、リターンを最大化するような購入方法を模索することも必要です。
ポートフォリオ理論
ポートフォリオ理論は、資産のリスクとリターンを考慮して、最適な資産配分を決定するための理論です。競馬予想においては、複数のレースや馬券に分散投資することで、リスクを分散し、より安定したリターンを目指すことができます。
エフィキシエント・マーケット仮説
エフィキシエント・マーケット仮説は、市場があらゆる情報を瞬時に反映するため、市場においては情報を利用して儲けることはできないとする理論です。競馬予想においては、過去のレース結果や調教情報などの情報は、既に市場に反映されていると考えられます。そのため、市場と同じ情報を利用しているだけでは、儲けることができない可能性があります。
リスク・リターンのトレードオフ
リスク・リターンのトレードオフは、投資家がリスクを負うことで、より高いリターンを得ることができるということを示した理論です。競馬予想においても、より高いリターンを得るためには、より高いリスクを負う必要があります。そのため、的中率が低くても、払戻金が高い馬券を狙うなど、リスク・リターンのバランスを考慮して投資することが重要です。
マーケット・イフ・タッチ・トレード
マーケット・イフ・タッチ・トレードは、市場が特定の水準に到達した場合に、自動的に売買を行う投資戦略です。競馬予想においては、前走の着順やオッズの変動など、特定の条件が揃った場合に、自動的に馬券を購入するなどの投資戦略を採用することができます。ただし、レース発走の締め切り後にオッズが確定するため思惑がハズレることがあります。
グラハムの価値投資理論
ベンジャミン・グラハムによって提唱された投資理論で、企業の実態価値を評価して、その価値よりも株価が低い銘柄を買い、高い銘柄を売るという方法論です。この理論を競馬予想に応用する場合、レースの出走馬の実力や過去の実績を分析して、その競走馬が持つ本来の能力や実力を評価し、その評価よりもバリュー感のあるオッズを選ぶという方法があります。
マンデルブロのフラクタル理論
ベノワ・マンデルブロによって提唱された理論で、自己相似性を持つ複雑な構造を分析することにより、予測精度を高めるという方法です。この理論を競馬予想に応用する場合、競走馬の過去のレースデータを分析して、似たようなコースや距離でのレースの結果を参考にすることで、勝ちやすい馬を選ぶという方法があります。
フィッシャーの資本資産価値モデル
アーヴィング・フィッシャーによって提唱された理論で、企業の将来のキャッシュフローを基にした現在価値を評価する方法論です。この理論を競馬予想に応用する場合、競走馬の能力や実力を評価し、その競走馬が持つ将来のレースでの成績を基にして、今後のオッズを予測することで、オッズが過小評価されている馬を選ぶという方法があります。
競馬予想の限界は統計に示されている通りであり、これを打破するには精度ではなく回収効率を上げる方向に舵を取る必要があります。確実性にこだわり過ぎれば回収効率が悪くなることは行動心理学により説明することができます。リターンを生み出す原動力は「価値あるリスク」にあるためリスク回避は同時にチャンスを潰す行為にもなりえるのです。
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