競馬予想法は少しずつ変化させた方が利益が大きくなる理由
- 2021.11.01
- コラム

競馬新聞を見て予想する行為に何のアドバンテージもないことは明らかですが、それでも続けている人たちが一定数います。
これは、脳機能により変わらないことを良しとしているためで、とにかく意識しないと慣れたことしかやらないのが性質としてあるわけです。
まあ、言い換えると「思考停止」なわけで、それが続いてしまうと、どんなに優秀なシステムでも陳腐化していくことを避けられない。
これは日本という国そのものが体現しているので見れば明らかでしょう。30年間も損失を出し続けているのに変わることができない。
これを避けるためには、ほんの少しだけ変化をつけていく、これだけで新しい刺激が加わるので脳が活性化されます。
そうすると今までになかった新しい発見ができたり、逆に明らかに悪さをしているものが見えてきたりする。
これを繰り返していると特に意識することなく手法が洗練されて自然とアップデートされていくので陳腐化しないわけです。
中国がAIで人を管理する時代なのに、いまだにAIに懐疑的な人たちがいるわけで、いかに「変わりたくない」という意識が強いのかが分かるでしょう。
AIと言えば将棋がよく取り上げられますが、もう底の見えたゲームになったのでワクワク感がなくなりましたね。
これからの将棋は「覚えるゲーム」という価値に変化したので、これからサヴァン症候群のような「異常に記憶力の良い人」が活躍することになります。
もうゲームが変わっているのに、それを意識できない人に何が起こるか言うまもでないですね。ただ、ひたすらに損するだけです。
それに環境が変わることにワクワクできない人は、人生を存分に楽しめてないかもしれない。
実現されない色々な可能性を抱いたまま人生を終えるのが一番の損失だと大抵はあとになって気づいたりするものですが、その時には手遅れだったりする。
日本には行動パターンがあって、最初は腰が重くて致命的な失敗だったと分かると一気に巻き返そうとすることが多い。
ワクチンも最初は出遅れたけど、後で巻き返しました。でも、この行動パターンは先行者が受け取る利益をふいにしているから結局しなくていい損失を出している。
Amazonと言えば通販ですが、しばらくは全く利益がでていなかった。サーバー事業の方が利益が大きかったのは有名な話。
それでも投資し続けたのは先行者が得る利益がとんでもなく大きいと分かっていたからですね。
すぐには受け取れないし失敗するリスクも小さくはないが、その見返りに合わせて行動するのが結局はリスクが小さくなることがほとんどだったりする。
つまり、ある程度の利益が見込まれている場合には、最初しばらくは損してでも投資を続けていく方が良い結果になるわけです。
とある利益になりそうなパターンを見つけたのなら、しばらくは損することを理解しておけば後々とんでもない利益を受け取れるかもしれません。
日本人の感覚だと、この話を理解するのはイメージしづらいかも。どうしても利益を残しておくことの方が見かけ上は正しく見えてしまうので。
競馬予想でも損をだしても利益の大きい所を獲りに行く方が結果として良くなることを経験してきた。
最初は損を出し続けるかもしれないが退場するほどでなければ問題ない。そういう意識で競馬予想法を考えてみると新しい利益の形が見えてくるようになるだろう。
1000万馬券はデータ変化量で見つかった
- 前の記事
競馬新聞で予想してもプラス回収率にならない勝ちにくいシンプルな理由2021.10.25
- 次の記事
競馬データの特殊性を知らないと大損し続ける2021.11.03