競馬データの特殊性を知らないと大損し続ける
- 2021.11.03
- コラム

競馬データは非常に特殊で視点を変えていくと価値が変わるのが当たり前のようして起こります。
たとえば、極度に当てることに焦点を当てると穴馬を当てる精度はガクンと落ち、逆に穴馬の精度を上げようとすれば人気馬の精度がガクンと落ちてしまう。
このようなことが起こるのは2つの要因がある。
1つはレース価値が不安定なものであり、どのファクターを重視するかで評価が変わってしまうこと。
もう1つは競走馬のパフォーマンスが近年の競馬になるほど乱高下していること。
この2つが交錯することでレース価値は不安定なものになってしまい明確な基準ができない原因になっているのです。
そもそも、日本競馬は自由なレース展開で行われているので予測や価値づけが容易ではない。
アメリカはスピードで凌ぎ合うレースなので安定した評価につなげることができ指数化がやりやすい。
日本がお手本にしている欧州はアメリカに劣るもののペースメーカーがいるぶん日本よりも価値が安定しやすいという差がある。
日本の競馬は安定とは程遠いシステムの上で競走しているからこそ、そのデータもまた価値づけが難しくなって当然というわけです。
このようなハイリスク状況下では下手に予想しない方がメリットがあるという状況が起こりやすくなります。
競馬で勝つためには、まず予想できるレースかという意識を持つべきと言えるでしょう。
そうでないなら、どう馬券を買えばいいのか。あなたならどうするでしょうか。
この答えは極めてシンプルです。それは、自分の得意分野を生かして破綻しないように馬券を買い続けること。
それと「負けた時の金額」と「勝った時の最大利益」を意識して十分なメリットがあるかを判断します。
基本は手広く買うべきですが十分なリターンがないと的中率だけは高いが巻き返す余地のない馬券を買い続けることになってしまいます。
1万人以上の馬券データを見ると「コツコツ勝とうとしている人はコツコツ負けている人」でもあると言えます。
適度に馬券を当ててしまうと痛みが和らぐことで長期的なマイナスを良しとしてしまう傾向も感じ取ることができました。
これは短期的には大きなミスではないのですが長期的にはプラスに転じることがないので致命的なミスになるのです。
本当の意味で人間が理解できるレースは堅いオッズがつく2割くらいのレースくらいじゃないでしょうか。
もし、6番人気以下の穴馬が説明通りに激走していたら、それは奇跡だと考えてください。普通では偶然以外に起こりえないことかですから。
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