馬券の買い方でトリガミを戦略的に取り入れて回収率を上昇させるコツ
- 2021.11.28
- コラム

あらゆる勝ち組のデータを分析してきて分かったことは、およそ利益の核を作っている買い目は2割に過ぎないことでした。
コツコツと当てるのではなく、小さな犠牲を払いつつ、当たった時に大きな利益を得るというパターンが多い。
競馬で勝った経験がないと直感的に分かりづらいのですが、当たりすぎる馬券は適切にリスクを取れていない可能性が高いと言えます。
確率的に見れば、よく買われるオッズ領域がよく当たるのが統計的な帰結になるため、リスクを取れば的中率は下がるのが自然ですから。
まあ、例外的に資金に糸目がつかない人であれば、的中率を維持することは不可能ではないものの現実的ではありません。
適切に穴目が出現できるレースだけ絞れれば効率は上がりますが、現実はそうカンタンにはいかないですよね。
どんなに高い価値を持つリスクでも同じく的中率の低下が起こりますが、この現象が起こるのは全く正解だということです。
極端に資金が限られる場合、利益の薄い部分を切り捨てるのが基本戦略になります。つまり、よく当たる部分は意図的に切り捨ててしまう。
自分が判断した中で中~高配当だけ狙うという買い方になれば、およそ的中率は低いものになります。
こういう割り切った方法は資金サイズが小さく済むため、たとえ的中率が低くても持続性に問題が起こりません。
ただ、これは心理的な部分で落ち込みやすいことも確かで、よほど手法にメリットがあると分かってないと続けられないでしょう。
そういう点からトリガミを許容する戦略が生きてきます。収支と心の安定というのも長期戦略では重視すべき要素になる。
基本的に25%もの控除を取られているので当たって損するものだと割り切るしかありません。
競馬は確率的に人気馬が好走しやすいだけで、その実態において8割は混戦レースであると考えています。
実は本当に誰でも予想できる分かりやすい本命戦はレアな存在だったりする。
だから、人気馬なら予想はカンタンだから予想力があれば稼げると考えると戦略的なミスに気づけません。
ほとんどのレースで予想はカンタンではなく、だからこそ過剰に買って当てようとしていることに気づけない。
しかし、確率的には人気目で決着する可能性が高いので、どうしても利益となる目にフォーカスできないのが現実なのです。
だから、どこまで買い目を省くかがカギになるわけですが、どれだけ省くかはトリガミかで決めるのではなく自分の平均リターンで決める必要があります。
およそ平均配当が2,000円だった場合、あまりに小さすぎるオッズと逆に大きすぎるオッズは省く方が長期的には良いかもしれません。
基本的にケースバイケースで判断するべきですが、馬券を買う前に一度を時間を置いて見直してみると削るべき馬が見えてくることもあります。
自分の買い目にトリガミがあっても、それだけで敬遠するのではなく、自分の購入サイズに見合っていれば心の安定や馬券リズムのために買っておいても損はありません。
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