この脳作用を知らないと人生に訪れるチャンスを全て潰すことになります
- 2021.12.02
- コラム

人間の信じる力や思い込む力には現状を変えるだけの大きな力を秘めています。
それは、宗教を信仰している人や何かで成功している人を見ているとよく分かるのではないでしょうか。
私も思い込みの力がいかにスゴいか体験したことがあります。そして、これはとんでもない恐怖と表裏一体でした。
私はデータサイエンティストなので数字を日常的に扱うわけですが、何かを開発する上でバグの原因となることが多くあります。
その中で数字の羅列にバグがあることが分かったのですが、何回も確認しているのに見つけられないという事態に遭遇しました。
普通なら数字の間違いくらいなら丁寧に調べていけば分かりそうなものですが、どうしてもバグの原因が見つからなかったのです。
もしかしたら集中力に問題があるのかと思い自分自身に「先入観を捨てて見直すぞ」と気を入れ直した時にとある現象が起きました。
今まで正しい数字だったものが間違いへとリアルタイムに変化していくさまを目撃してしまったのです。
その数字は「8⇒9」への変化だったので見間違えと言えばそうなのかもと思いましたが、後で脳作用について調べると普通に起こりえることでした。
つまり、強く信じていることがあると脳はそれを現実化しようとする。自分は間違えていないと強く信じていたら脳がそれを現実に見せるよう働く。
これは、自分の信念が歪んでいたり間違っていたりすると、それを脳は正しいかどうかは関係なく現実化しようとすることでもあります。
もし、競馬で勝てるわけないという信念を持ってる人が馬券を買い続けたら、脳は勝てない現実を見せるように働くでしょう。
それによりさらに自己認識を深める結果となり、それはあらゆる事象に伝播していく。
あれも勝てるわけない、これも勝てるわけない。いつしかチャレンジすることすらなくなり、最終的には目の前の楽しさに感応するだけの人になっていくのです。
逆に競馬は勝てるといったら脳は上手く働くでしょうか。少なくとも勝つために必要な情報を脳は収集しようとするでしょう。
そして、どうすれば良いのか日常的に考えるようになることで突破口を見出すようになる可能性は高まるはずです。
よくよく考えてみると成功者は大体無謀に見えるリスクテイカーだったりする。そういう人は自分は成功できると強く信じているから行動に移せてしまう。
人生は失敗の方が多いことが普通ですから、その失敗に対する感応性が強くなってしまい「失敗してはいけない」という強い信念を持ちがちです。
でも、成功者ほど失敗しているのが現実ですし、日本でもおなじみケンタッキーチキンのカーネル氏だって成功したのは60歳を超えてからだったりする。
よほど手順が決められた単純作業でもない限り失敗しないで成功を掴むことはできないものなのです。
だからこそ、失敗に対する信念を変えることがとんでもないメリットとアドバンテージを引き寄せてしまうことをイメージできるはず。
いま振り返ると私自身が潰してきたチャンスの多さに愕然とすることがあります。あの時こうしていれば、いまならこうできたはずなのにと。
人生において成功を引き寄せたいと考えるなら【否定思考】ほど相性の悪いものはありません。
まずは肯定から入るようにし、自分の経験を積んでから否定するという思考プロセスを踏まないと、間違った強い信念で人生を台無しにする可能性を高めてしまいますよ。
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