複勝馬券の買い方には工夫が必要!?プラス収支になりにくい根本的な原因
- 2021.09.27
- コラム

複勝は何のために存在するのか。そんな意義を問いたくなるほど実は複勝馬券はフワフワとした立場にいる。
過去レースからプラスになるパターンを抽出すると複勝は回収率100%を超えるケースがかなり少ない。
いつもプラスになるのは単勝なのは、それだけ単勝の妙味度が高いことを表している。
一般馬券購入者は、とにかく今リターンが欲しい馬券ばかり買うからだろう。長期投資の馬券なんて想像もつかないわけだ。
逆に複勝は買われ過ぎてしまっている。競馬に安心・安全を求める層がこぞって買うことで旨味を失っている。
でも、理由はそれだけじゃない。もっと根本的な理由が存在していた。
複勝馬券がプラス収支になりにくい理由
とてもカンタンに言ってしまうと人気馬において複勝というシステムはリスクヘッジが過剰になっていることが挙げられる。
実力馬の複勝馬券を買ったとしよう。その配当は100~110円が大半だから運が悪いと的中率が9割を超えてもプラスにならない。
こんな勝負は長期的になるほど負けるのは当たり前である。1頭のみの単勝で9割を当てるられると考える人は競馬を理解できていない。
そんな時こういう統計を知っていると現実的な思考を取り戻すことができる。1~5番人気の総計でさえ的中率は8割に過ぎないんだと。
複勝人気馬は過剰なリスクヘッジの上に買われ過ぎているためプラスにはならない。では、穴馬ならどうだろうか。
今度はリスクが大きくなりすぎて配当にウマ味がなさすぎる。穴馬なんて分かりづらいのが大半だから的中率が大事になる券種との相性が悪くて当然だろう。
複勝馬券を一言で表現するなら極端すぎる馬券と言えるだろう。もちろん、レース次第で複勝で買った方がいいケースは存在する。
しかし、この複勝をメインに据えるのは根本的に戦略ミスと思えないだろうか。あくまで補助的な買い方までにしとくべきである。
あとは、どうしても即金が欲しい時とか急を要する時までだろう。もちろん、あらかじめプランニングされたものでないと話にならない。
今日は予定外に負けてしまったから全く検討してない人気馬で取り戻そうというハイリスクな行為を実行する人は結構いたりする。
あと1万円あればセールで安く買えて得するのに。そんな時に複勝馬券を検討してみるのはアリだということ。
短期的には期待に応えてくれる可能性が高いという複勝馬券の性質を生かす買い方には賛成できる。
その時には無理して決めてはいけない。そんな都合よくレースが組まれているわけではないのだから。
複勝を考察すると「安心・安全を重視しすぎると返ってリスクが跳ね上がる」ことが理解できたのではないだろうか。
控除率のある馬券で利益をだそうとするなら、価値あるリスクであれば積極的に取りに行く姿勢もまた必要なことを頭に入れておこう。
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