競走馬を信用・信頼して馬券を買うとかバカなことは止めろ!
- 2021.09.15
- コラム

馬券に限らないことだが、競走馬のみならず人間が相手だったとしても信用・信頼を重視するべきではない。
なぜなら、重要なのは行動だからだ。競走馬の行動を観察し、そのオッズが対価として見合うかを考察すれば良い。
一般的な購入者は、とても面倒くさがりなのでオッズだけで信頼できるか決めようとする。
みんなの支持しているなら間違いないだろうというわけだ。人間で言えば、あの人は周りから支持されているから信頼できると判断したのと同じことである。
ここで重要なのは、判断を他人に委ねていることの延長に「信用・信頼」があるということ。
つまり、自分で価値を決定づけられない人が他人の判断をもとに信用して買う行為そのものが信用できないということなんだ。
こういうと信じられないかもしれないが他人に判断を委ねる人は意外でもなんでもない。よく分からないシーンに遭遇するほどやりがちな行為だからだ。
この性質を逆手に取って今なお一流投資家として活躍している人がいる。アメリカの投資家ウォーレン・バフェットだ。
彼は企業の資料だけでなく実際に会って人となりを見て買うべきかを決めている。こう聞くと当たり前に聞こえるが、実際に行っている人は意外といないと言う。
そこには人間が本質的にラクをしたいという本能、すなわちバイアスのかかった見方に左右されていることを意味している。
実際に会わなくても周りの評判がいいなら間違いないというわけだ。しかし、実際に会うほうが確実性が高いのはバフェットの成績が裏付けている通り。
すなわち、馬券で儲けたいのなら、対象が信頼できるかではなく、その成果をだせるかをまずは目で確かめて自分なりに考察するべきということになる。
そうすると最初は確実に失敗するが、だんだん経験値がたまってくると脳が最適化されて何を重視すべきか分かるようなる。
これができるようになる頃には、もう信頼や信用など大して意味がないものだと考え直すようになるはずだ。
しっかりとした価値が対象にあって、その価値を受け取るリスクが低い場合、あなたはどうするだろうか。
これは「取るべきリスク」だとみなすか、それとも少しのリスクも許容できないと突っぱねるのか。
一番信用できないのはノーリスクで儲かる話だ。なぜなら、儲かる話には必ずリスクが存在するのが資本主義経済の常だからだ。
ノーリスクは拒否でいいが、ローリスクはたくさん引き受けた方が多くのチャンスを得ることにつながる。
競走馬を自分なりに見て、このオッズなら買う価値があると思うのなら買うしかない。それで、失敗しても必要なコストを支払ったに過ぎない。
損をすることは成功するためのコストでもある。たとえ損を出してしまったとしても、ルールに従っていたのであれば自分に非はないのだ。
これは一流投資家のような考え方なので、そうは言っても少しの損失も許容できないとあなたは思うかもしれない。
しかし、世界的な投資家でさえ失敗コストは避けられないと断言しているのにあなたが考えを変えずに成功できるだろうか。
少しのリスクも許容しないより、少しのリスクを取った方が利益は大きくなる。このロジックを生かさない手はない。
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