競馬は予想ゲームではなく思考ゲームな理由
- 2021.12.23
- コラム

競馬が予想ゲームになっているのは十分に判断するだけの情報がなくそうせざるを得なかったというだけです。
ある程度の情報があるレースを振り返ってみてください。そのレースでは予想力より判断力を生かしたのではないですか。
そういうレースは低配当なレースに多く、そういった所ではわざわざ予想なんてしなくても結論がだせてしまう。
つまり、もっと判断力を生かせるレースが増えれば予想力に頼らなくても結果を残せるようになるわけです。
データが少ないからこそ予想力で補っているのが現実であり、このやり方は超絶ハイリスクでしかありません。
では、どうするべきか。すべての時間をデータ分析に注ぎ込み徹底して事実を洗いだすこと。
これでのみ判断力を主体とした馬券構築を実現することができます。
もちろん、その事実は断片的なものばかりでしょう。その間にあるデータをどう補完するかで価値が決まってくる。
競馬データの価値は1つの方向ではあると限らず、どう補完するかで全く違った色合いのものがでてきてしまう。
それを現実に近づけるのは相当な資金とコストを必要とします。
私は、すでにAIによって事実の欠片を取り出し、それを一流エージェントが補完するシステムを構築してきました。
それは完璧ではないにしても、他者よりも圧倒的に判断力を生かすことができるので長期的にはアドバンテージを得ます。
こうした事実を元にした馬券はとにかく買い目を抑えることができる。ゆえに負けにくい環境の中で馬券を買える好循環を生みだします。
しっかりと判断していくだけで、偶然のようなビッグヒット1本で全てをひっくり返すことができるシステムは最良だと考えてきました。
競馬を正確に語ろうとするほど「逆転のゲーム」であると断言できます。
それなのに予想力を過信する人たちの間では、的中率は絶対的な指針と見る向きが強いことが分かってきました。
なぜなら、よく当たらないと資金破綻すると考えているからです。
あなたは、「的中率50%・回収率85%」の成績と「的中率20%・回収率85%」ではどちらが優秀だと思いますか?
ほとんどの人は前者と断言しますが、実際には後者の方がノビシロが大きくチャンスがあると言えます。
なぜなら、後者の方が利益になる買い目を絞り込めていると言えるからです。
そして、何より圧倒的に損失が少ないことが予想できます。ムダな買い目を控えれば必然的に的中率は落ちるものだからです。
つまり、情報が高度になり判断できるレースが増えるほど当たるシーンだけに資金を注ぎ込むというゲームを可能としてしまう。
スロットは1回当てるのに200回はハズレるゲームですが、これをハイリスクを呼ぶギャンブラーはいません。
むしろ控除率が低いから馬券よりも安全だとさえ言われることがある。
なのに馬券では200回ハズすと危険だと考えるのは1回の単価が高く当てないと回らないという思い込みがあるからでしょう。
ただ単に見かけの数字が良ければ問題ないと考えているうちは勝ち組のゲームを理解することはできません。
この方法に価値があるんですよと言っても理解できなくて当然。結局のところ実践する以外に理解する方法はないと言えます。
競馬で予想ゲームしているうちは過去の統計からみても逆転のチャンスがないことは確かです。
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