競馬は予想力だけで馬券を買うな!自分の強みがなければ利益は生まれない
- 2021.09.07
- コラム

あなたは予想力があれば馬券は儲かると考えていますか。その考え方は初心者まるだしの危険な思考なんです。
統計的に見ると競馬は「ある程度は予想できる」ことは間違いありません。
だからと言って予想力に傾倒し続けると損失の輪から抜け出すことができなくなります。
なぜなら、確かな馬券というのは堅いオッズに限られるからです。
真面目な馬は能力を発揮する可能性が高いことは言うまでもありません。
競走馬と言えども動物ですから基本は気まぐれ。穴馬になると適当に走っていることが分かります。
ところで、競馬で一番回収率が良いのは「1倍台の単勝馬券」なのをご存じでしょうか。
とは言え、プラスになるわけではないので誤解しないように。あくまで他の券種と比べたときに優秀ということなんです。
つまり、予想力の限界は統計によって示されていると考えられるでしょう。
回収率を上げるために的中率を下げる
プラス回収を達成するために必要なことは「価値あるリスクを取る」ことです。
その価値が明らかな馬券だけを買うことでのみリスクヘッジができる。これが勝つために必要な基本的な考え方になります。
この「価値あるリスクを取る」と的中率は下がるが、回収率は上がるという現象が起こる。
なぜ、これができない人であふれているのか。それは、今までデータ分析を適切に行う手法がないからでした。
過去のデータはレースに焦点を当てたものばかりで、肝心の競走馬になるとトーンダウンしてしまう。
競走馬の成績データは統計的に見て信頼できないので仕方ない面もあります。競走馬は100レース走ることはないですから。
競走馬の短いキャリアの中で成長と衰退が起こり、さらに調子変動まで起こるのだから、そんなもの予想できるわけないのです。
価値ある妥当な判断を行う
競馬は予想力に対する幻想を断ち切ることで、ようやく勝つための馬券を買うスタートラインに立つことができる。
まずは努力をしましょう。努力というのも幻想を抱きがちですが、これは単なる燃料に過ぎません。
自分の思考を正しく働かせるために努力するのです。人間の脳は、いともカンタンにサボることは脳科学で証明されてきました。
レースを見るのが面倒な人にチャンスがあるでしょうか。適切なイメージを得るために最低限の努力は必要になります。
しかし、あれもこれも何でもやるべきではない。誰かに任せられる所は任せるべきなのです。
わざわざ調教の数字を評価する人がいますが、そこは調教師に任せていい領分ではないでしょうか。
いくら騎手のことを知っても、どう乗るかなどレースになってみないと分からない。
どうしようもない諦め切り捨てる部分は必要になります。あれもこれも判断していたら間違うことの方が多くなりますから。
結局は専門家に頼るのが最良である
自分でやるべき仕事は何なのか。それが分かれば自分なりの馬券構築が見えてきます。
人それぞれ得意分野があり、それにより仕事が割り振られるのが社会ですから、競馬予想もそうすればいい。
血統に詳しい人を知っているなら参考にすればいいし、調教を生で見られる人がいるなら参考にするのが最良でしょう。
私は、最良のパドック診断を行うことを努力してきたので一度参考にしてみて欲しいと思います。
競馬は、「人と動物が絡む」という唯一無二の高難易度ギャンブル。だからこそ人生を一変させる配当のチャンスもあります。
パチンコみたいな手軽さはないですが、逆に言えば誰かとのシナジーで大きく稼げるかもしれない魅力があるのが競馬だと思います。
一貫性を持ち続ける
競馬で勝っている人の特徴として「一貫した馬券を買い続けている」ことが挙げられます。
あなたには危険に見える大穴馬券も、その人からしたら長期的に見て確実な馬券かもしれない。
ほとんどの人は、予想力を武器に短期で当てることばかり考えているので理解できないでしょう。
競馬で勝っている人ほど予想力の限界を知っている。だからこそ、長期的な立ち回りに切り替えているのです。
一般人の負けパターンは、短期重視で馬券を買いながらも結局は長期的に負け続ける人がほとんど。
自分の強みを重視した長期馬券の方が利得は多くなるのですが、競馬における「毎週毎月、高的中で確実に稼ぐ」ような現実を軽視した理想を捨てきれない人であふれています。
さあ、この話が本当かは実際に自分でやってみるしかありません。
予想など人気馬の序列だけ分かれば十分ですから、週中は自分の興味あるファクターの勉強をしてみてください。
この社会では、付加価値の高い専門的な仕事ほど年収が高くなります。競馬の利益ロジックも全くそれと同じです。
自分の強みを信じ一貫して馬券を買い続けてみましょう。予想だけしてきた競馬歴なんてゼロに等しいですからね。
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